こんにちは!三年の平田帆翔(柳井)です。
今回は先日行われた第九回学童野球教室についてご報告させていただきます。
本校野球部では、小・中学生を対象に第9回学童野球教室を開催しました。今回の教室は大学生が主体となり、「応援される選手・チームになるため」「指導力を高めるため」「野球界の発展のため」という目的を掲げて実施しました。子どもたちに野球の楽しさや奥深さを伝えつつ、学生自身も教える立場として多くの学びを得る機会となりました。
今回の野球教室の構成は打撃講座、守備講座、トレーニング・走塁講座、測定講座の四つに分かれております。
■ 打撃講座
小学生
「野球ゲームの楽しさを知ってもらう」ことを狙いとして、置きティーを使ったチーム対抗の点取りゲームを行いました。
得点を取るために全員が全力でプレーし、笑顔の絶えない盛り上がった時間になりました。
中学生
「前から来るボールを正確に捉える」ことをテーマに、フリー打撃とロングティーを実施しました。
中学生とは思えない鋭い打球を放つ選手も多く、大学生も驚かされる場面がたくさんありました。
中学生に教わりたいと感じている長島(札幌日大③)
■ 守備講座
内野手
「基本の形」をテーマに、捕球姿勢やグラブの出し方を重点的に練習。最後には捕球姿勢を点数化したゲーム形式のノックを行いました。
自ら難しい打球を求め、ユニフォームを真っ黒にして飛び込む姿に、野球の大切な“泥臭さ”を改めて感じました。
外野手
「基本姿勢と、打球に対する素早いアクション」をテーマに講座を実施。
こちらもゲーム要素を取り入れたことで、楽しみながら学びのある時間をつくることができました。
投手
大学生とマンツーマンで普段の練習方法や変化球の投げ方などを細かく指導しました。
投手として抱えている疑問を直接相談できる貴重な時間となったと思います。
捕手
「安心して投げられるキャッチャーになるために」をテーマに、洲本が考案したメニューを真剣に取り組んでもらいました。
配球・構え・受けの基礎を中心に、キャッチャーとしての“信頼される”技術を磨きました。
■ トレーニング・走塁講座
トレーニング
ビーチバレー場の砂浜で実施したため心拍数の上がるハードな内容でしたが、大学生が中心となって声を出し、雰囲気を盛り上げたことで全員が良い表情で取り組んでいました。
走塁
帰塁動作や二盗のスタートを練習。実戦で使える細かい技術を身につけてもらいました。

スタート時の姿勢を意識的に低くする練習
■ パフォーマンス測定講座
バッティングスピード、投球スピード、塁間スプリントなど、普段なかなか測定できない数値を計測しました。
子どもたちは自分の記録だけでなく、友達の記録にも興味津々で、競い合いながら楽しむ姿が印象的でした。

不思議生命体Ⅰ・井上(日向学院②)
■ホームラン競争・ピッチング披露
ホームラン競争は学年から一人ずつ参加し、ホームベースからロングティーを行い5球のうち何球スタンドインできるのかという数で対決しました。
出場者は一年生の横道(健大高崎①)、二年生の高橋(広陵②)、そしてピッチャーでありながら恵まれた体格を生かした爆発力のあるバッティングが持ち味の三年生の水野(創価③)の三名が出場しました。
野球部が誇るスラッガー
結果は、まさかのピッチャーである水野が優勝しました。この結果にプライドが傷つく野手がいるように思われますが、大谷翔平選手に匹敵するほどの体格を持っている彼が優勝してもその結果に納得させられました。その現状が一番悔しいですね(泣)。もっと頑張ります!

ピッチング披露は二年生の中西(香椎②)が行いました。子供たちは大学生の投げる球のスピード、キレに驚き、大きな歓声が上がりました。大会では少々緊張しがちな中西ですが、このようなたくさんの視線を集める環境の中でも楽しそうにピッチングを披露していました。今後、彼が大会で投げる際はとにかく盛り上げていくことが最大パフォーマンスを発揮するためには重要なのかもしれませんね。
不思議生命体Ⅱ・中西(香椎②)
四名の方々、ありがとうございました。
大切にしていきましょ!
以上、第九回学童野球教室の紹介でした。
ご参加いただいた小・中学生の皆さん、そして保護者の皆さま、指導者の方々、誠にありがとうございました。子どもたちの全力で野球を楽しみ、全力で練習に取り組む姿から、私たち大学生自身も多くの学びと刺激をいただきました。小中学生の皆さんには野球教室を通して得たものをこれからの練習・試合に活かしていただけるとうれしいです!私たちも、このような貴重な経験を無駄にすることなく様々なところで活かしていきます。
今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

